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「主婦の店新聞大垣版第1号」 [「スーパーの原点」を考える]

「主婦の店」第1号店は、
昭和32年(1957年)5月3日に開店した
「主婦の店大垣店」(岐阜県大垣市林町2丁目)です。

「主婦の店大垣店」が昭和32年5月3日に発行した
「主婦の店新聞大垣版第1号」を見ると、

 ~こんなお店はきらい ―(一主婦の声)― ~

という記事が載っています。

・・・引用・・・
 1.店の前に立ち止まるとスグに「いらっしゃいませ」と云う店
   ― ゆっくり手に取ってみることもできない。
 2.はいりにくい店 ― 少しの品物を買うのにキマリが悪い。
 3.商品に値札がついていない店
   ― 値段が高いか、安いかわからないから。
 4.取替えや返品を気安くしてくれない店。
 5.そのほか買物しても受取証がないので
   家計簿に記帳するとき不便だとか、
   店内が暗くて近代的でなく買物をするたのしみがない、
   店員が無愛想だなどという耳を声に(注:原文通り)します。
 
 こんな消費者の声を解消するために本場アメリカでは
 30年も前からセルフサービスという販売の方式が
 とられていて、食料品店の90パーセントが
 セルフ・サービスなのです。
 日本でもこんなお店が各地に出来つつあり、
 お客様より大変ご好評をいたヾいております。

 セルフ・サービスを採用したスーパーマーケット
 “主婦の店”にご来店の上、お買物をお楽しみ下さいませ。
 ・・・引用終わり・・・


小売商業の近代化―販売革命の動向と本質について (1959年)

小売商業の近代化―販売革命の動向と本質について (1959年)

  • 作者: 鈴木 保良
  • 出版社/メーカー: 中小企業診断協会
  • 発売日: 1959
  • メディア: -



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