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セルフサービスとは? [「スーパーの原点」を考える]

スーパーマーケットで買物をしていて
腹が立つことがあります。

こんなことがありました。

ある大手総合スーパーの乳製品売場でヨーグルトを陳列していた女性に
「〇〇〇ー乳業の赤のたっぷり果実とヨーグルトはないんですか?」と聞いた時、
「〇〇〇ー牛乳?牛乳売場はあちらです」と
牛乳売場を指差しで教えられたことがあります。

また、同じ総合スーパーの食品売場レジで
買い求めた品の代金を精算する時
チェッカー(レジ担当)の女性に
「〇〇〇ー乳業の赤のたっぷり果実とヨーグルトは
今売っていないのですか?」と聞くと、
「売場になかったら、ありません」と答えられたことがあります。

スーパーマーケットで働く人にとって今は、
主婦の店運動と呼ばれ、
日本全国で主婦の店が次々と開店した昭和30年代と比べると、
とても楽な時代だと思います。

どこから仕入れようかと悩むことはあっても、
「仕入ができない。どうすれば買えるのだ」と
悩むバイヤー(仕入担当者)ははまずいないでしょう。

チェッカーは、
野菜・果物でさえ事前パック済みの商品が増えていて
バーコードをスキャンすればいいだけなので、
商品名を覚える必要もないようです。

こんなこともありました。

ある食品スーパーでラ・フランス(2個入りパック・バーコード付)を買い求め、
レジで代金精算をした時に、
新人らしいチェッカーの女性は
バーコードの位置がわからなかったようで;

女性:
「アボガドですね?」

私:
「いや、ラ・フランス。(パックの側面下部を指差し)ここにバーコードがあるよ」

女性:
「すいません」

日本にスーパーマーケットができてから50年以上が経ちました。

技術的な進歩は目覚しく、
未経験者でも十分運営していけるシステムが出来上がっているのが
今のスーパーマーケットのようです。

システム化、マニュアル化が進んで
スーパーマーケットで働く人にとって楽な時代になりましたが、
セルフサービスという販売方式を取り入れた総合食料品店という
サービス業として大切なことを失ってしまったのではないのでしょうか?

セルフサービスという販売方式は
“ノーサービス”ではないはずです。


セルフサービス入門 (1958年)

セルフサービス入門 (1958年)

  • 作者: 長戸 毅
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 1958
  • メディア: -



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