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「主婦の店一宮店」 [「行ってきました」シリーズ]

2008年3月16日(日曜日)に
一宮市立豊島図書館へ行ってきました。

もちろん「主婦の店一宮店」を調べるためです。

(公開系の)「主婦の店一宮店」が開店した
1957年(昭和32年)11月の
中部日本新聞(現在の中日新聞)を借りて、
「主婦の店一宮店」に関する記事を探しましたが
見つかりませんでした。

ひょっとしたら「主婦の店一宮店」は
岐阜県にあった(?)
と弱気になりながら、
もう一度中部日本新聞を見直しました。

今度は記事ではなく
求人募集広告欄を探しました。

すると、1957年(昭和32年)11月3日の
中部日本新聞に次の求人募集広告を見つけました。

   ◎急募◎ 女子店員 10数名
   男子店員   数名
   健康明朗身元確実通住可 履歴書持参ご来店下さい
   アメリカ式システム 楽しいお買物
   スーパーマーケット 主婦の店
   連絡所 一宮天王町(西一宮駅前)KKかぎや商店

続いて私は古い住宅地図を借りました。

「全住宅案内図帳」(昭和35年10月1日 住宅協会)に
「主婦の店」が載っていました。

名古屋鉄道尾西線「西一宮」駅のすぐ近くです。

中部日本新聞と「全住宅案内図帳」を複写した後、
私は‘現場’へ急行しました。

吉田日出男さんは「スーパーの原点」
第7章日本スーパーマーケット研究所の
‘「主婦の店」本部’の項139~140ページに
次のように書いています。

・・引用・・
 私は新開店の指導を次々に依頼されて、身辺多忙をきわめた。
 当時のメモを見ると、三十二年十月に岐阜・加納店が開店した。
 これは酒屋さんであった。
 次いで十一月に開店した一宮店は、
 土地では有名な「かぎや」という食品店で、
 祖父の代からの立派な商店であった。
・・引用終わり・・

余談ですが、廃業してしまって跡形がない
「主婦の店」を探す方法としては、
地元の図書館へ行き、
その当時の新聞と住宅地図を調べる方法がありますが、
図書館の担当者に年配の方、
特に女性がいると大いに助かります。

なぜなら、私が探している「主婦の店」を利用していた
‘主婦’である可能性が高いからです。

ちなみに、一宮市立豊島図書館で
「主婦の店一宮店」の跡地を
探すのを手伝っていただいた女性から
「西一宮だけでなく、東一宮という駅もあった」
ことを教えていただきました。


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